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超小型モビリティの認定制度への意見
2012年12月3日、国土交通省の「超小型モビリティの認定制度の策定に係る意見」募集に以下の意見を送りました
自動車交通の抜本的な省エネと低コスト化、自転車や歩行者に対する安全性の向上に向けた方向性に賛同する。しかしながら、もう1台乗用車を保有しなければならないような仕様でなく、3人以下の世帯が超小型モビリティ1台でも便利で快適な生活ができるような仕様を認めて頂きたい。報道発表用のイメージ図やこれまでの試作車を見る限り、側面が開放している仕様が想定されているようであるが、それでは風雨を防げず、利便性が大きく損なわれる。自動車の最も重要な利便性は、合羽を来て風雨の中を自転車で移動することが困難な幼児や高齢者や病人を、風雨に曝すことなく自由な時間に目的地に連れてゆけることである。深夜に帰宅する女性や駐車時の防犯上も、側面窓が閉鎖可能でドアがロックできることは重要である。したがって、3人乗りで、かつ側面が閉鎖・ロック可能なものも認めて頂きたい。その場合、むしろ軽自動車に近い車体サイズおよび重量となるかもしれないが、その分、最高速度を50km/h程度とすることで軽量化が図れよう。また、最高速度50km/h程度の超小型モビリティでも行ける場所に大きな制約が生じないよう、15km/h程度の超過が常態化している一般道での制限速度を厳守させるべく、啓発に努めるとともに速度超過反則点数を引き上げ、取り締まりを強化するべきである。制限速度の遵守は交通事故死の防止や他の自動車の燃費向上にも大きく寄与する。警察とも連携して環境整備を進めて頂きたい。今後の制度設計や新製品に期待している。
補足
超小型車が自動車からの乗り換えでなく、自転車や公共交通からの乗り換えを促進するようでは本末転倒である。一人乗りのミニカー路線ではなく、しっかりした2人乗りもしくは3人乗りで普通乗用車や軽自動車からの乗り換え、買い替えを促進してほしい。